麹生活トライアル(1)

このごろ「腸活」や麹を使った調味料についての情報が目につくことが増えたように思います。
私は、食事のレシピをよくインスタグラムで調べていますが、そのタイムラインで麹についてのポストをよく見かけるようになりました。
なかには腸の病気を経験して、麹生活を始めたという方もいるようです。


私の身近でも、おそらく食生活から病気を呼び込んでしまったのではないかという話を聞くことがあります。
食事に意欲がわかなかったり、準備が億劫で、チョコレートやお煎餅で空腹をまぎらわすような生活が何年も続いていた、というような。家にひとりでいる日のお昼ごはんは、ついレトルトで済ませてしまうこともある私には、決してひとごととは思えません。
そこで腸の環境を良くする発酵食品として、麹を取り入れてみようと考えるようになりました。


私がまず作ってみたのは、発酵あんこです。
子供たちはおやつが大好きですが(私も)、市販のものは味が画一的で飽きてしまうことがあり、時間がある時にはなるべくおやつを手作りするようにしています。
その延長線上で、まず発酵あんこを作ってみることにしました。

発酵あんこを作る

まずはスーパーに行って、あずきと乾燥こうじを購入してきました。麹はたいてい豆腐コーナーのあたり、酒粕にまぎれるようにして見つかります。思い立ったときにすぐに材料がそろうのは、ありがたいものです。

↑よく見かけるのは、伊勢惣のみやここうじです。

そして家にある炊飯器で作れるレシピを探してきました。
あずきを玄米モードで炊き、冷まして麹を混ぜます。そのまま炊飯器を保温モードにして、フタを開けたまま濡れふきんをかけて、10時間発酵させる、というものです。


はじめに面倒がってあずきをゆでこぼす工程を省いてしまったため、やや渋みが残り、味覚保守派の次男には残念ながら不評でした。
ただ砂糖を加えていないのに、あんこには発酵による甘みが生じていて、その変化には何か実験をしているかのようなおもしろさ、わくわくを感じました。


発酵あんこは今ひとつな出来になってしまいましたが、しばらく麹生活を続けてみたいと思います。