キャンプの季節!

ついに連休がはじまりますね。
小学生男子たちにエネルギーを発散してもらうため、今年もキャンプに行く予定です。

ゆるキャン

わが家はテント泊はほぼしない、ゆるキャンパーです。

私は、父が第1次キャンプブーム(1990年代)にせっせとファミリーキャンプに連れて行ってくれたので、オートキャンプ経験がそれなりにあります。

その経験をふまえ、テントで快適に眠るにはかなり装備が必要なこと(地面の固さ問題・サイトが近いとやたら音が響く)、雨が降った時のテントの処理の大変さ、等々が身に染みています。

昨年まで乗っていた車がコンパクトカーで、荷物の積載に限界があったこともあり、基本的には野外リビング用のテーブルとイス、炊事道具だけを持って(必要に応じて寝袋を積んで)、バンガローやコテージのあるキャンプ場をまわっています。


もちろん、テントのほうがより野外性が感じられ、またサイト料金も安くすみますし、良さは十分わかっていますが、子どもに手間がかからなくなってからのお楽しみかな、と思っています。

それならばホテルでもいいのでは、とお考えになるかもしれませんが、うちの子どもたちはエネルギーがあり余り過ぎて、ホテルではまず満足してくれません。部屋がどうしても狭くなってしまうとか、走り回れないとか…。

まだ未就学だったころ、ホテルのロビーで寝転がって泣き叫ぶわが子を見て、これは普通のホテルに泊まるのは無理だ…と思った次第です。

キャンプでは炊事の手伝いも積極的にやってくれますし、たいてい場内に広場があるので、朝起きてから日のあるうちはいつもいつまでもサッカーをしています。平和です。

キャンプ場選び

キャンプ場選びには、毎年発行されている地域ごとの『オートキャンプ場ガイド』が定番です。

これでアタリをつけてから、インターネットで調べることが多いです。


他にもキャンプ本や雑誌は色々と読んでいますが、そのなかでも『関西オートキャンプ場こだわり厳選ガイド』は、関西の方向けになりますが、かなりおすすめです。

いくつか掲載されたキャンプ場に行きましたが、本当にハズレがなくて信頼できます。

あとは、市販の本には載っていませんが、自治体が運営している青年の家とか自然の家とか野外活動センターみたいなところで、個人で格安でキャンプができるところがあります。

予約はちょっと面倒ですが、市外在住でも少し追加料金を払えば利用させてくれるところが多いです。


暑くもなく寒くもなくいちばん気持ちのいい季節なので、いいお天気の連休になってくれるといいなと思います。
夏休みのキャンプ場予約もそろそろ3か月前なので、忘れないようにしなければ。

歴史マンガのすすめ


わが家では、子どもたちがまだ未就学の頃に、歴史の学習マンガをセットでどんと買って、本棚に置いておきました。


私は歴史に関わる仕事をしている(していた)こともあって、子どもたちには歴史に親しんでほしいと思ってきました。

そこで、小さい頃からいつでも手にとれるところに、歴史マンガがあるといいなと思いついたのです。


私自身、子どもの頃は「学研まんが人物日本史」シリーズが好きで、特にムロタニツネ象のマンガ(卑弥呼、平賀源内、勝海舟…)が大好きでした。

歴史マンガを選ぶポイント

子どもたちに歴史の学習マンガをセットで買うにあたり、大事にしたポイントが2つあります。

  • なるべく新しく出版されたものを買うこと

昔、親が読んでいた学習マンガと同じでもいいのでは?と思うかもしれませんが、歴史は研究が進むと解釈が変わり、子どもが学習する内容もけっこう変わってきます。

そのため、子どもにはなるべく最近出版された新しいものを揃えてあげるのがいいと思います。

  • ソフトカバーであること

ソフトカバーは、以前は主流だったハードカバーに比べて、コンパクトで場所をとらず、お値段も財布にやさしいです。

最近は、ソフトカバーの人気が出て、各出版社が歴史マンガをソフトカバーで出し直しています。

角川学習まんがシリーズ

そんなわけで、うちでは角川学習まんがシリーズの「日本の歴史」を選びました。

「日本の歴史」をよく読んでいたので、しばらく経って「世界の歴史」もセットで買い足しました。

「世界の歴史」は「日本の歴史」よりも馴染みがなく、内容的にも難しそうではありますが、暇になるとそこそこ手を伸ばしているので、少しでも身近になるといいな、と思います。


小学生にあがった現在、2人が歴史好きに育ってくれたのは、いくらかは歴史マンガのおかげかな、と思っています。

絵本を卒業したら…(4)

そろそろ絵本だけではなく、児童書も読んでみては?という年代である、うちの次男(低学年)が最近お気に入りの児童書を紹介しています。

mumamomem.hatenablog.com

mumamomem.hatenablog.com

mumamomem.hatenablog.com

「山田県立山田小学校」シリーズ

最近読みふけっているのが、「山田県立山田小学校」シリーズです。
1冊に5つのお話が入っていて、全8巻。


山田県という架空の県にある山田小学校に通う、小学4年のカナタのまわりで起こるふしぎなお話…ということですが、主にへんてこな大人たちとのあいだに、おかしな出来事が繰り広げられます。

特に百葉箱に住む石倉さんは、次男には気になる存在のようです(笑)

お城や忍者が出てくる巻もあり、歴史好きの長男・次男はツッコミを入れながら盛り上がっています。
「山田県に引っ越したい」そうです。

「ようかいとりものちょう」シリーズ

もうひとつは、たまたま電車で前に立った小学生が、夢中で読んでいた「ようかいとりものちょう」。
次男にすすめてみたら、すぐにお気に入りになりました。

シリーズ名を変えながら、18巻まで出ています。

妖怪お江戸の町で、岡っ引きをしているキツネの妖怪「いなりのコン七」は、「ろくろっ首のお六」やつくも神の「わらじのワ助」と共に、事件解決に挑みます。

作者が「ほねほねザウルス」のグループの一人ということで、だいぶマンガに近い構成です。
ポケモンのイラストも担当しているという、ありがひとしの絵がかわいいです。

夢のサマーハウス

予約していた同人誌、高殿円『98万円で温泉の出る築75年の家を買った』が先日届き、一気に読み終えました。

booth.pm

高殿さんの本を読むのは初めてで、私が普段読んでいるものに比べるとだいぶ文体がハイテンションなため、まず面食らってしまいましたが、これも1つの型なのだとわかると、だんだん慣れてきました。

伊豆に温泉に入れてオーシャンビューの家を探して、マンションや別荘を泊まりまわり、地域を歩きまわり、ついに理想の物件を手に入れるまでの実録エッセイです。

物件探しのノウハウがしっかり書かれていて、見知らぬ土地への移住やセカンドハウスのリサーチにはこんな方法があるのかと、関心のある私にはとても面白く読めました。
(伊豆の別荘もAirbnbでつい探してしまいました)

今後、家のDIY編も用意されているということで、こちらも楽しみです。


なおこの同人誌については、SUUMOやポッドキャストでのインタビューにも応じておられます。

suumo.jp

open.spotify.com


高殿さんの著作目録をみていて、こちらも不動産関係かな、と思った『35歳、働き女子よ城を持て!』も読んでみました。

こちらは、出版社で契約社員として働く35歳の独身女性が、実際に都内にマンションを買うまでを、マイホームの条件・物件探し・住宅ローンのあれこれなど、取材を交えながら対話形式で書かれた本です。


私は住んでいる場所も家族構成も違いますが、近年の夏の暑さに辟易していて、涼しい場所にサマーハウスを持てないものかと、漠然と夢見ていたので、どちらの本も大変勉強になり、刺激を受けました。

葛西臨海水族園に行ってきた

前回から引き続き、春休みのミュージアムおでかけ記録です。

mumamomem.hatenablog.com

東京の葛西臨海水族園に、次男と行ってきました。
オウサマペンギンのぬいぐるみ、ペンちゃんを連れての参戦です。
(なおペンギンの施設は工事中で、ペンギンたちはテントデッキから見える仮設のおうちにいました)


ガラスドームが象徴的な入り口から、地下へと入ります。
クロマグロの群泳する水槽が、この水族園の見どころのようです。

身近な自然推しの私には、「東京の海」の展示が楽しかったです。カタツムリも好きなので、情報資料室にあった小笠原諸島のカタツムリがいる小さなコーナーも。


「東京の海」展示には子どものアオウミガメが泳いでいたのですが、機関誌「SEA LIFE NEWS」114(2024年2月号)に彼らが水族園にやってきた経緯が書かれていました。

www.tokyo-zoo.net

葛西臨海水族園には、大きなウミガメを飼育できる大きさの水槽がないため、2年くらいの頻度で小笠原諸島の保護施設から、子ガメを借りてきているとのことでした。


しとしと雨が降るあいにくの空模様で、あまり人がいなかったのですが、建物の外の庭園「水辺の自然」にある、淡水生物館もすごくおすすめです。
ひとりたたずむアズマヒキガエルがカッコよくて、思わず写真を撮ってきました。

生物多様性センターに行ってきた

遅れていたサクラの開花が一気に進んだ春休みのこの日、寝屋川市にある大阪府生物多様性センターに、初めて行ってきました。


うちの子どもたちは、YouTuberのマーシーさんが大好き。
マーシーさんは、琵琶湖周辺を主なフィールドに、網で岸辺をガサガサと探し、生き物の捕獲・調査をしています。

www.youtube.com

うちの子たちはマーシーさんを真似して、河川でガサガサをして遊ぶのが好きになりました。
私も一緒になって動画を見たり、外来生物の本を読んだりしているうちに、これまで知らなかった身近な魚(特に淡水魚)の世界に関心をもつようになりました。

そんなわけで、大阪の淡水魚を展示するという生物多様性センターがあることを知り、行ってみることにしました。

www.knsk-osaka.jp

まずクサガメやニホンイシガメを飼育している、屋外施設を見つけました。
カメはマーシーさんの動画でもよく出てくるので、おなじみです。

そばには水生植物を育てるビオトープがあり、野原に春の花々がたくさん咲いていました。
タンポポヘビイチゴの黄色、コハコベの白色、サギゴケやスミレの紫色。
子どもたちは、モンシロチョウを追いかけて走りまわっています。
そんな私たちを様子見するように、離れた場所にはダイサギコサギの姿もありました。

こんな何でもない水辺が、もっとたくさん身近にあればいいのに、と思います。


ひとしきり外を堪能した後は、生物多様性センターの施設で展示を見ました。

淀川を中心とする大阪の生き物が展示されており、目玉としてイタセンパラが飼育されています。とてもきれいです。
道頓堀でとれたという話題のウナギもいます。
外来生物オオクチバスブラックバス)、チャネルキャットフィッシュなども水槽にいました。

小さな施設ですが、外も中も生き物がたくさんいて、充実していました。
子どもたちは「大阪の淡水魚」ポスターをもらったり、コイの餌やり体験をさせてもらったりして大満足でした。

淀川河川公園のすぐそばなので、その後はそちらに移動して、おやつを食べサッカーをして遊んで帰りました。
そんなあたたかい春の一日でした。

ハリー、もうさよならなのか

翻訳家でエッセイストの村井理子さんの飼い犬である、黒のラブラドルレトリバーのハリーが亡くなったそうです。

↑ハリーが村井さんちにやってきた日のエッセイが収録されています

最近、具合の悪いときがある、でも琵琶湖で泳いで枝をかじっている、と村井さんが書かれてはいましたが、まさかガンだとは、こんなに早く亡くなるとは(7歳)、思っていませんでした。

今だいぶがっくりきています。


私の実家では、私が12歳の時からゴールデンレトリバーを飼っていました。
小さい頃に病気が見つかって、危うい時期もありましたが、病気とつきあいながら18歳まで生きていてくれました。

村井さんがSNSにアップするハリーの写真や動画の、ご近所監視体制のしぐさやあるいは鼻をピーピーさせる寝息に、あの子のおもかげを思い出していました。


結婚して子どもが生まれ、ペットを飼えない住環境のなかで、自分で犬を飼うことはあきらめ、他の人の犬をで見ることで代わりにしてきました。
でもこんなに人様の犬をかわいく思い、かなしく思うのなら、私自身が犬を飼えるように努力してみるべき時期なのかなと思いました。