お料理が好きな子へおくる本

絵本を卒業したら、どんな本を読んだらいいのか、試行錯誤の続きです。

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我が家のこどもたちはどちらも食べることが大好きですが、お料理することに興味があるかどうかは、年齢や性別とは関係がないような気がしています。

長男は気が向けばお手伝いをしてもいいかな、くらいのタイプ。それに対して次男は、隙あらばキッチンにやってきて何かやりたいと言います。
本やマンガ、あるいはテレビで見たお料理をストックし、次はコレを作ってみたいとアイデアをあたためているようです。

「わかったさん」「こまったさん」シリーズ

そんな次男には、かつて私も読んでいた「わかったさん」「こまったさん」シリーズをすすめました。
「かいぞくポケット」と同じ寺村輝夫永井郁子のコンビの本です。

わかったさんはクリーニング屋さん、こまったさんはお花屋さん。日常のなかから不思議な世界に巻き込まれ、お料理やお菓子作りに奔走することになります。
レトロかわいい、ということで今も人気があるのですね。


「わかったさん」と「こまったさん」をあっという間に読み終えてしまった次男に、最近出版されたお料理を取り入れた物語を、と思って探したのが「ルルとララ」シリーズです。

「ルルとララ」シリーズ

小学生のルルとララが営むお菓子屋さんに、森の動物たちがお菓子を注文にやってきます。
ただ次男にはちょっと絵がかわいらしすぎたのか、既刊の半分くらいは読んだものの、そのうちに手を出さなくなってしまいました。


お話的にも、往年の「わかったさん」「こまったさん」が仕事する大人の女性ということで、より魅力を感じてしまうのは、私自身が読みなれた読者であるせいなのでしょうか。

もちろん現実にありえないという意味ではいずれもファンタジーなのですが、そこで繰り広げられる物語にリアルさを感じられるかどうか。
こどもの本も奥が深いと感じました。